ニューヨーク郊外・家のなんでも

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成立後に売買契約をキャンセルされて 私的な昔話 - 第五話

何故こうなったのか?不動産エージェントになってみて今思うこと.......

 

 

                 

今日はアメリカ独立記念日

アメリカでは一年で一二を争う重要なホリデーです。

 

 

私的な昔話の第五話は、思い返してわかった反省点と、今だから知っていることについて。

(前回までは下記リンクから)

第一話から第四話まで

 

買手が成立済みの売買契約をキャンセルするためには、契約時に払った頭金を放棄する必要があります。

(契約時に重大事項を隠ぺいしていたなど、売主や仲介業者の重大な瑕疵がなければ)

数百万円・数千万円を放棄してまでキャンセルするということは通常あり得ません。

 

 

 

さて、本件どうもよくわからない「気が変わった」的な理由で買手が消え

頼りにしていた事情を知っているであろうエージェントまで消えて

 

 

今思うと、買手が消える理由は

もっと魅力的な物件を見つけたから

もっと安く手に入る物件を見つけたから

買手が現在の住まいから引っ越せない事情が発生した

などなど??

 

今思うと、売手としての反省点は

もっと頭金を取っておくべきだった少ない頭金でOKしてしまっていた

不動産の売買契約が初めてであり、隅から隅まで勉強不足

Windows95出現以前の話であり、ネットから知識武装することは不可能

エージェントとの付合い方も知らなかった

などなど。

 

 

実は、当時一般の売手として最大の問題に気がつく由もないのですが.........

 

 

売手とエージェントのSさんやSさんの所属不動産会社との関係。

 

VS

 

買手とこの不動産会社の関係を理解していなかったこと

 

エージェントのSさんは売手である我々の側の人だったはずです。一方、気が変わった買手さんもやはりこのSさんの不動産会社のお客さんだったのです。

 

 

つまり、この不動産屋にとっては売手も買手も両方自社のお客さん両手ディールだったわけです。よくあるスタイルと聞きますが、

 



 

これが問題の根幹だったような気がします。

 

 

つまり、誰も(依頼していた不動産会社も)売手側に立って仕事をしてくれていなかった。もしかしたら、Sさんは売手のことを考えて孤軍奮闘してくれていたのかも?それで消された???

 

 

 

NY & CT州では、不動産エージェントは物件をご案内する際に、不動産学校の先生曰く「一軒目のドアを開ける前に」内見者に対して「自分はどういう立場なのか?」ということを告知することが義務付けられています。そして、以下のフォームに内見者のサインをもらいます。

 

左:ニューヨーク州のフォーム          右:コネチカット州のフォーム

 


どちらのフォームにもTHIS IS NOT A CONTRACTと書いてありますが、その通りで何かの契約ということではありません。エージェントの立場の説明・告知を聞き、その日に見た物件はこのエージェントに見せてもらった。というお印。(NY州のフォームには実はサインをする欄が裏面にあります)

 

 

こんなこと、別にいいのでは?

なんだか面倒くさいこと言っているみたいですか?

 

 

自分が売却または購入を依頼しているエージェントが誰の立場で仕事をしてくれるのか?ということは不動産取引において核となる最も重要な部分です!

 

 

第四話で、依頼していた不動産会社の支店長が「売買契約の状況については、まだ社内で今後の方針を検討中」といった。とお話ししました。

当時は特に違和感を感じなかったのですが、とんでもない!

売手が蚊帳の外ということではないですか!!

 

 

ところが、どうして検討中になったのか?後日説明を受けました。

 

 

 

キャンセルした買手の親族が.........

 

 

                                     

 

 

 

 

 

不定期に続く

 

 

 

 

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