お湯を沸かす/ためておくもの
ニューヨーク郊外の家には、お湯を供給するためのHot Water Tankというものがあります。(一戸建てに限らず、アパートタイプの物件にもある場合があります。)
この辺りの多くの一戸建てには地下がありますので、このタンクは地下にあることが多いです。(地下がない場合はガレージやランドリー付近にあります。)
タンクの容量は家族の数に応じて適量というものがありますが、40~60ガロン位を見かける事が多いです。まれに100ガロンというものもありますがそれはとても巨大。
何しろこのタンクは場所を取る、アメリカらしい設備ですね。日本のように瞬間湯沸かし器タイプの物も増えてきていますが、設置コストもかかるので未だタンク式が多いです。
このタンクからお湯がシャワーやお風呂、食器洗い機、洗濯機などに供給されるわけです。
ちなみに、タンクの容量が大きければ大きいほどいいことばかり....ではなく、そのタンクの容量の水を、指定した温度のお湯に常に沸かしておくわけですから(日中家族が誰もいない間でも)沸かし続けるコストを考えると、そこそこの大きさでいいのではないでしょうか。
家族何人も連続にシャワーをして、食器洗い機を使って、というとお湯は直ぐぬるくなってしまいには水しか出なくなります。タンク内の容量しかお湯は存在しません。これはお湯供給の仕組みを考えると致し方ないことではあります。
瞬間湯沸かし器タイプが付いている物件はセールスポイントとして、
Tankless Hot Water や Instant Hot Waterと言いますが、Endless Hot Waterとも言います。「エンドレス」っていうところがいかにもですね。一般的なタンク型だとお湯が出なくなることを言っている訳ですから。
さて、このお湯のタンクですが一般的な寿命は8年から10年、もって15年と言われています。家の設備の中で壊れることが多いものの一つです。
つまり、物件管理をしている不動産屋は「お湯が出なくなった!」「タンクの周りが水浸しになっている!」「シャワーが出来ない!」というクレームによく遭遇します。
見るもの全てがHot Water Tankに見えてくる?????という訳です?????
どこからどう見てもHot Water Tankに見えるものが、わんこの散歩先のハイスクールの空き地に転がっていました。
どうも、不動産屋病のようでした。でもあまりにそっくり。なんだろうか?