リスティングと言う名の情報
売物件でも賃貸物件でもその不動産物件の情報をまとめた物...日本でいうチラシ（？）また情報自体というと少々抽象的なのですが、それをリスティングと言います。
以下、荘園不動産の業務範囲内であるニューヨーク郊外のNY、CTエリアでの話です。
そしてこのリスティングは
全米不動産協会のメンバーである*リアルターは物件オーナーと専属の契約をしてマルティプルリスティングサービス(MLS)というネットワークに物件情報を載せます。当然瞬時に世界を飛び回り、インターネット環境さえあれば世界中どこでもサーチ出来るわけです。
*リアルターは地域の不動産協会のマルティプルリスティングサービス（荘園不動産の場合はHudson Gateway, NY やGreenwich Association of Realtors, CTとSmart MLS, CT）に所属し、さらにNYやCTといった州の不動産協会に所属し、そしてNAR（National Association of Realtors）と呼ばれる全米不動産協会に所属しています。
売買も
賃貸も
住宅不動産に関しては、基本このMLSデータベースに載っています。（例外もありますが）
載せるエージェントは売主・物件オーナーと契約を結ぶので、その契約書にサインをしたのに、データーベースに載っていないという、オーナーが騙されるような事態は発生しません。
日本では、載せるだけのせて翌々日にはネットワークからおろして、自社のみで集客をするという両手ディールをしようとする不動産会社がありますが、アメリカではそれは出来ません。
物件オーナーから専属の契約をもらったら、24時間以内にネットワークに物件情報を載せなければならない等、色々厳しいルールがあります。
さて、みなさんは、家探しはにはどういう方法をお使いになりますか？
ZillowやRedfinなどなどでしょうか？
これらは、MLSから情報を引っ張っていて、当然同じ情報が載っているはずですが、何故か間違いが多く、住所が違っていることも多々あります。
アメリカには同じ名前の通りがたくさんあります。ただ、同じ町の中の場合は、
Street
Road
Avenue
Drive
Place
Lane.......
この通り名が違うと全く違う場所になってしまいます。
つまり、105 Hamilton Avenueを105 Hamilton Wayと表示すると全く違う物件なのです。
MLSには正しく入力されて、表示されているのにどうして勝手に違う住所を表示するのか?
Zillowがなんともこういう事象が多いことは、是非覚えておいてください。
住所が違うということは、物件が違うわけだし、まして一番問題になるのが家の価値を間違って評価しているものが多いと言うことです。
MLSの元情報は、ライセンスを持った不動産業者だったら誰でも同じ情報を手に入れられます。そう、ご自分でネットサーチしないで、是非正直な不動産業者をお使いください。
そして、特に賃貸物件探しの時、特定のエリアは物件オーナーから長年の付き合いのある不動産業者に直接情報が入りMLSには載らないことがありますから、やはり正直な不動産業者に直接コンタクトされることをお勧めします。
今は、Google Streetviewで家もご近所の様子も簡単に見て取れますから、「住所教えてください」というお問い合わせも多いですが、いつものお返事を繰り返します。
住所は、まだお住まいの方がいらっしゃるなどプライバシーや防犯上の問題も多く、実際に物件をご案内させて頂く時にお伝えすることをご了解ください。
それから、荘園不動産には随分前から家探しを装って、
「こういう物件を探しているんですが、何かありませんか？」
「この物件の住所はどこですか？」
という問い合わせがあります。
本当に家を探している方なのか？
同業他社さんが物件を欲しくて聞いてきているのか？
すみません。ピンと来てしまいます.......
この春の新規ご赴任の方、どうか快適なよいお住まいを見つけられますように。
（ただごめんなさい。「100％理想の物件はない」という覚悟も必要です！！！）
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