ホームオーナーズ保険と家の売買
ニューヨーク州の中でもウエストチェスター郡やコネチカット州のニューヨークに一番近いグリニッチ町を荘園不動産は主な業務範囲としていますが、この地域は幸いなことに全米でもかなり自然災害の被害が少ないエリアです。
・地震がない（あっても感じない程度）
・山火事もない （小さい山火事はあるかもしれませんが）
・水害はある （ピンポイントでエリアによってはハリケーンや豪雨で冠水する）
昨今の異常気象による災害は地球規模で深刻な問題ですから、大切な家を守る保険のことちょっと考えてみたいと思います。
*尚、保険についての詳細はあくまで保険エージェントさんの管轄ですので、ここでは家の売買の際のさわりのさわりについてに限らせて頂きます。
ホームオーナーズ保険料もご多聞にもれずスカイロケットの様相で上昇中です。
・異常気象がニューノーマル化してきた
・建築資材の高騰やサプライチェーンの遅れ
・時間がかかるようになったことでのコストの上昇
などなどが原因とのことです。
モーゲージを取って住宅を購入される方はホームオーナーズ保険（以後HOI）を購入しなければなりません。
保険料が高騰すると当然支払いの負担が大きくなるので、気をつけなければなりません。（計算に入れなければならない）
最悪の場合どこの保険会社も扱ってくれない物件や地域というのも出てきています。
購入予定だった気に入った物件を買えなくなる。と言うことが起きうるわけです。
これから家を売ろうという方
物件購入者がHOIを申し込むときに、過去の保険申請状況も調べられます。ちょこちょこ保険を使っていた方は？？？マークがつきます。例えば、宝石をなくした。などという物件には関係ないことでも、次の保険料に反映される為、家を売ろうと考えている方は適切な保険の使い方・回数にすることを心がけた方がいいということになります。
水害被害で保険を使ったという履歴は次のレートにシッカリ反映されます。
これから家を買おうという方
購入時に売主がHOIをどの位使っていたかは売主側のエージェントに確認してみましょう。
過去の大きなストームの時に、どんな被害があったか？どれ位保険を使ったか？など教えてくれます。
購入後リノベーションを予定している場合、空家の状態でリノベーションをすると通常のHOIではなくなります。（空家の期間にもよると思いますので、保険会社に確認してください）
リノベーション保険の場合、通常のHIOより三倍以上値段があがってしまうことがあります。
このため、保険料出費を押さえたい場合はとりあえず住み始めてリノベーションをした方がいいとのこと。場合によりますけれどね。（古家の場合アスベストスや鉛ペイントなど色々別な問題での健康被害も出てきますから）
その他の注意点：
これから家を売ろうという方も、買おうという方も保険に限らず着目した方がいいことなのですが.....
・屋根の年齢とコンディション
・EIFSサイディングの場合はエンジニアのレポートを取っておくこと
・プールに囲いやゲートがあるか？
・ある種メーカーの配電盤かどうか？
・階段の手すりがコードにかなっているか？
・サンパンプはバッテリーバックアップが出来ているか？
・地中にオイルタンクはないか？
など
HIOを節約するTipsとして
・自動車保険とパッケージにする
・免責額をアップする
・セントラル方式の泥棒、火災、低温アラームの設置
・水漏れ感知器と水道の元栓が自動で閉まる装置の設置
・ポータブルではなく、常設の発電機の設置
・敷地内のセキュリティーカメラの設置
あれやこれや、やっぱり郊外の住宅は大変そうと思われるかもしれませんが、そんな煩わしさを忘れさせるような環境とここちよさを手に入れることが出来るのが、ニューヨーク郊外の不動産です！
ご自宅を購入される際、売却される際、じっくりお話ししながらプロセスを進めさせていただきます。
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