中古住宅の売買において
ニューヨーク郊外(もちろんコネチカット州でも)で家の購入をお考えの方は、インターネットで物件サーチしてみると、物件の説明欄に "Good Bones"と書いてあるのを御覧になることがあると思います。
では、何をもってGood Bone Houseと言うのでしょうか?
HGTVで、母娘のたくましいコンビが繰り広げる”Good Bones”という番組もあります。
どんな家でも彼女たちの手にかかると恐ろしくステキな家になるんです!
カーブアピールがよくなくても、少々ロケーションが不便でも、相当古く汚いカーペットに時代を感じるバスルームやキッチンでも、この家自体はGood Bonesなの。というと、急に「買って安心な家」ということになりますが、何をもってそういうのでしょうか?
不動産エージェントが好きな言葉、Good Bones をざっとまとめてみました。
1. ファンデーション(基礎/土台)がしっかりしていること
多くのニューヨーク郊外の家には地下室があります。平屋の家に将来二階を増築こともあり、しっかりとした土台で家を支えていることは当然とても重要です。(深さや厚みはその町のコードで決まりがあります)
見た目にもわかるような大きなクラックがあってはGood Boneではありませんね。修理は可能ですが、かなりな費用がかかります。
2. いつの時代に建てられたか?
*個々の住宅で異なるため、あまりその時代にこだわらないことをお勧めします。ここでは一般的に言われていいる時代をお伝えします。
アメリカの住宅建設の黄金期は1970年代から1990年代と言われています。この間は建物の構造や良質な建築資材が使われており、町の規制も整ってきて(厳しくなり)それらをパスした物件で、長持ちする家が多いそうです。
または、Pre-1945の建物の中には、第二次大戦後に建てられた家にはなかなか見られないGood Boneで、仕上げも豪華なものが残っています。
3. 建物が水平であること
特に床の傾きは気になるところですね。家探しにはパチンコ玉を持参することが当たり前の日本とは少々ことなり、見てわかる・歩いてわかる位傾いた床の物件も多々あります。
傾きは色々な原因で発生し、単に古いからということではなく、本当にGood Bonesな家だと相当古くてもシッカリしているものです。
4. 2x4 か2x6のスタッド(間柱)が使ってあること
説明の必要なく、柱(骨組み)がしっかりしていること=Good Bonesです。いわゆるツーバイフォーやツーバイシックスの柱が使用されているか?内見時に調べる事が出来るといいですね。
例:例えば室内のドアフレームの厚さ(間)を測ってみる。
通常、ドライウォールの厚みが0.5インチなので、厚みから1インチ(0.5インチずつ)引く。2x4の公称の幅は3.5インチなので、2x4で建てられた壁の厚みは4.5インチになります。2x6の場合は、6.5インチになります。
壁を壊して実際のスタッドを測らなくてもこの方法でしたら、ザックリとわかります。
5. 間取りは万人が使いやすいか?
しっかり、がっちり作ってあっても、間取りが今の時代に使いにくいスタイルの場合は改装も簡単ではなく、日々の生活の快適さがかけます。
改装を得意とするビルダーも「出来ない改装はないよ。ただお金さえ使えばね。」と言っていますが、階段の位置を変えることも簡単ではないし、バスルームやキッチンの位置も簡単には動かせません。どう考えても普通のベッドが入らないような小さなベッドルーム(赤ちゃん用寝室)もよく見かけます。間取りは将来の事を考えるととても重要なポイントで、これもGood Bonesかどうか?のうちに入るようです。
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