Lead-Based Paint Disclosureについて
1978年以前に建築された建物に使用されているペンキに鉛が含まれていた。ということはご存知ですか?
色素や乾燥材としての役割のために、ペンキに鉛を混ぜていたそうです。
現在は建築当初のペンキの上に何層も塗り直しをして、キレイな室内も外装もそのペンキをほじくって奥の奥の方にあるペンキには鉛が含まれている可能性があるということです。
この古いペンキが露出していると、チリや破片を口に入れた赤ちゃんや妊婦さんは鉛の害を受ける可能性があるため、連邦レベルで不動産の所有者は売買・賃貸取引の際に告知義務があります。
1978年以前に建てられた物件の所有者は不動産取引の際に、物件にLeadが含まれているペイントが使われていることを調べておくことは義務ではありません。従って「鉛が含まれているペイントが使われているかどうか知らない。鉛検査に関するレポートを持っていない」
と告知するケースがほとんどです。
もちろん、過去に検査をしたり除去をした場合は、その際のレポートがあると伝えられます。
これに対して、買主側は売主の告知を受け取ったこと。鉛ペイントに関してのパンフレットも受け取ったこと。そして、10日間の猶予をもらい鉛に関する検査をする 又は それはしない。という返答をこのフォームで行います。
ニューヨーク郊外のウエストチェスターでもグリニッチCTでも1978年以前に建てられた住宅(特に戸建て)が大部分です。
つまり、賃貸される際・購入される際には上記の連邦レベルのフォームにサインをして頂く必要があります。
鉛のペンキが含まれているかもしれない??
そんなことを聞いたらとても心配で......
もしそう思われる方は、住宅のあるエリアでも傾向がありますので、お住まい探しの時にエージェントに「1978年以前の家は除外したい」と事前にお伝えになってください。
ちなみに、ほぼ完全に建て直された新築同様の物件でも、土台を再利用している場合は、その元あった家の建築年をYear builtとしているケースもあり、それが1978年以前だった場合は、売主・貸主は告知義務があります。
環境保護局からの説明パンフレット(ご参考まで)