ニューヨーク郊外・家のなんでも

ニューヨーク郊外のウエストチェスターNY・グリニッチCT等から家のあれこれや荘園不動産の日常をお届けします。

温暖化?

久しぶりのグリニッチポイントで

 

 

 

大きな川や海を眺めるのが大好きな犬のクーリーを連れて、久しぶりにコネチカット州のグリニッチポイントに行きました。

 

(*グリニッチポイントに犬を連れて行けるのは3月末までです)

 

このわんこが眺めている先には、マンハッタンが見えます。

 

 

2001年の9月11日には、ここからも倒壊したビルの煙が数日間ハッキリ見えました....。

 

 

風も強く、満潮に近い時間ではありましたが、それにしてもとても水が近くなっていて驚きました。

 

 

vimeo.com

 

 

 

 

最近でもお客様をご案内中にお連れすることはあるのですが、駐車場からビーチをのぞく程度。

 

 

 

ビーチの全体像を見たのは10年ぶり位でしたので「えっ!?えっ!?」「こんなに小さなビーチだった?」と、とても驚きました。

 

 

撮影したのは反対方向からですが、これは2014年。ちょうど10年前の写真です。雄大さが全く違うのです.........

 

 

 

重複しますが、いくら満潮時といっても駐車場まで水が来ることはなかったはず......

 

 

 

 

海面上昇の深刻さを垣間見た気がしました。

 

 

引き続き注視するという程のことは出来ないと思いますが、気にしていきたいと思いました。ちなみに荘園不動産の地元ライの海辺では(今のところ)あまり感じない事でしたので、ちょっとショックを受けました........。

 

 

 

 

 

 

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引っ越すに引っ越せない

Generation to Generationと上手くいかない

 

 

 

アメリカで人々は住まいを一生に7回引っ越すとか「8~9回引っ越す」と聞かれたことがあると思います。

 

 

今日フォーカスする「引っ越すのが簡単でなくなった」という話題は、Empty Nesterと言われる子育てが終わり、大きな家が必要なくなった世代のお話です。

 

 

 

 

 

70歳になったご夫婦、マーサさんとボブさんは3人の子どもを育てた広い庭のある3,000sqftを超える家に33年間住んでいます。

 

 

 

 

同世代がするように、そろそろ家のダウンサイズをするというのが当然の流れと思っていた彼らですが........

 

 

最近ダウンサイズのための引っ越しをやめることを決めました。

 

 

理由は:

・現在のHISTORICALLY Low Inventory下では気に入る小さ目の家は全くない。

・買い替える物件の値段がモーレツにあがった。ローンの利息も高い。

・33年の間に生まれたキャピタルゲイン(売却益)がとても大きく、キャピタルゲイン税が膨れ上がっている。

 

 

自分の家が高く売れても、買う家も高くなり、多くの税金を払って、小さい家を買う事に疑問を持ったわけです。

キャッシュフロー的にもその後の生活に不安が......

 

 

 

大きなキャピタルゲインが発生した主たる住居の場合、単身では$250,000までカップルでは$500,000までの課税控除があります。

 

 

 

カリフォルニアやニューヨーク郊外など特定のエリアでは、(メインテナンスを怠りなく、またある程度のアップデートを繰り返していたら)30~40年前に$100,000で購入した家の価値は$2,000,000近くに跳ね上がっているエリアもあると聞きます。

 

 

ニューヨーク郊外の特に人気の町では、一般的なサイズの敷地が土地代だけで$1Mと言われています。さもありな。な話ですね。とても$500,000の控除を利用しても課税額がどんと来てしまいます。

 

 

 

       

 

 

これが、投資物件の場合は1031 Exchangeと言ってキャピタルゲイン税の繰り延べをする方法がありますが、シニアが自宅をダウンサイズする際のキャピタルゲインに対しての税の特例措置がないのはちょっと何とかならないものでしょうか?

 

 

コロナ禍前までは

 

ダウンサイザーはコンドミニアムや子どもたちの近くの小さな家を買って引っ越していき、これから子育てをする世代が大きな家を購入する。という世代間の引継ぎが見られたものです。

 

 

アメリカ国内でも暖かい地域だと、不便なことは広いだけでお掃除が大変という程度なんでしょうか?(広い家を歩き回るのは運動になるし)ニューヨーク郊外のような寒冷地に住んでいると、広すぎるとまず頭にピンと来るのは

 

             

 

ユーティリティ!

暖房代!

 

 

 

 

ウエストチェスターの某優良学校区で、シニアのご夫婦が4,500sqftもある5BRの大豪邸で。

 

キッチンと5つのベッドルームのうちたった一つだけを使って、それ以外のスペースはすべてビニールや断熱カーテンでふさいで、それでも引っ越しせず踏ん張っている.....という方もいらっしゃいました。

 

高額な固定資産税やユーティリティを考えてもそれが得策と考えたそうです。

 

 

 

こんな調子では、売物件のHISTORICALLY Low Inventoryはそう簡単には解決しそうもありません。

 

 

すると、賃貸で待機している購入希望者がいつまで経っても出ていくことが出来ず

 

 

売物件のみならず、賃貸物件不足の一因と言えると思います。

 

 

 

 

 

 

 

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HOME SHOW !

アメリカの風物詩のひとつ

 

 

 



第38回 春のHOME SHOW

3月16日(土)11am - 5pm

3月17日(日)11am - 4pm

Westchester County Center : 198 Central Avenue, White Plains, NY 10606

で開催されます。

 

アクセス方法 

countycenter.biz

 

何しろずっと昔のアメリカは、土地を借りてお父さんが家を建てる.....ところからスタートしていたわけですから(大草原の小さな家の時代)家にまつわる諸々は積極的に自分が関わること。という意識が高いのです。

 

 

広い会場に家に関する様々なブースが並びます。

 

 

ニューヨーク郊外の家は築数十年~百年超が珍しくない訳ですから、

・今年は屋根を張り替えよう ー 予算はいくら見るべきか?材質は?

・窓は来年取り替えようか?

・そろそろ外壁のペンキを塗り替えて気分転換しようか?

・とにかく「うち」は寒いけれど、ファーネス/ボイラーが寿命なのか?

・毎年暑い思いをしてきたけれど、今年はセントラルエアーを入れようか?ダクトレスを入れようか?どの位のコストがかかるだろうか?

 

 

家にまつわる「諸プロジェクト」は次から次へとやってきます。

それを考えながら、それらの出費のために予算を組んで家を維持していくのです。

アップデートされ、快適になった我が家というものは何よりですね。

 

 

・もっと大規模に、ファミリールームを増築したい。とか

・キッチンをオープンにしてアイランドキッチンにしたい。とか

夢は広がります。

 

夢というだけでなく、家の価値を高め、将来売却時のゲインを増やす目的もあります。

 

 

家にまつわる業者が一堂に会し、相談できる絶好の機会です。ネットサーチでは得られないものがたくさんあります。

 

リノベーションに関わる資金調達の相談も必要ですね!

銀行やモーゲージ会社も参加します。

 

ざっとこんな種類のVenderが登場します。

   

 

家のメインテナンス・アップデートをご検討中の方は行かない手はありません。

 

HOME SHOWの入場料は

Adults $10, Seniors $8 Children 12 and under Free

 

でも、Freeになるチケットもありますのでご希望の方は、info@shoenrealty.com

までご連絡ください。

 

 

 

 

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ニューヨーク郊外の今日

風が冷たい朝に学んだこと

 

 

思いっきり春を知らせようと出てきたクロッカスも縮こまった冷えた朝

 

 

 

 

 

所用があり、午前中ハドソン川ビューの物件見学に行ってきました。

 

 

 

 

 

夕べの強風で川の中までかき混ぜられた(?)ような色のハドソン川

 

 

とてもステキな物件です。何しろ売りに出してから8日間で"Pending"。

(*エスクロー会社は入らないニューヨーク郊外での不動産取引の流れ)

 

 

これは、マーケットに出してから8日後には買手も売手も双方が売買契約書にサインを済ませた状態のことを言います。買手は売買契約書に先にサインをし、この際頭金も入れています。(通常頭金は売手弁護士が預かりEscrowに入れます)

 

 

買手「〇〇〇〇ドルで買いたいです!その他条件は......」

売手「いいでしょう。あなたのオファーを受け入れます!」

この状態をAO=Accepted Offerと言います。

 

 

そして、インスペクションをすぐ済ませ、弁護士を立て、売買契約に一気に進みます。

 

AOになった後、何やらカニやらスムーズに行かず時間がかかる事もあります。そういう事のないよう双方の不動産エージェントがそれぞれのクライアントに流れの説明や事前のDue Diligenceを出来る限り怠りなくする努力をします。

 

 

いづれ、タイトル会社がサーチに入るのでエージェントは特に何もする必要はない。ということではない。と考えています。クロージング直前にビックリすることが発覚し、その解決に時間を取られクロージングが遅れるようなことはないように神経を使うわけです。

 

 

予定されていたクロージングが遅れると、買手が住む場所がなくなってしまったり、売手は固定資産税や保険の負担が増えるだけでなく、様々な支障が出て来てしまいます。

 

 

今日の物件は、車庫がなく、ドライブウェイもなく、ストリートパーキングという条件にもかかわらず、2ミリオン近い値段でリストされていました。

 

 

 

 

それでもあっという間に決まったというのは、上から下までピッカピカにリノベーションされたおしゃれな物件だからでしょう。

 

 

物件オーナー様

家を売るにも、貸すにもそのために「お金」をかけることは必要です。

 

 

お金をかけてもどうしようもない条件も稀にあります。

そのようなケース「条件が悪くても、スムーズに売却できる方法がある」と学んだ朝でした。

 

もちろんこの物件、家中の窓はピカピカに磨き上げられていました!

 

 

 

 

*NYCでは2Mでガレージがない物件なぞいくらでもあります。あくまで郊外の住宅街での話としては珍しい。とご理解ください。

 

 

 

 

 

 

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派手にやっちゃいます

Broken Curbs

 

 

近年にない積雪に見舞われたニューヨーク郊外ですが、夜中にたくさん積もっても、除雪車は一晩中何度も走っていますから、朝になると公道は(町やエリアにもよりますが) 大抵キレイに除雪されてます。

 

 

ところがこの除雪車、吹雪の中を走り回るわけですから(たとえ雪がやんでいても)イケイケゴーゴーとろくに道幅を気にせず走り回ります。

 

 

 

 

そして、我が物顔に縁石を破壊していきます。

 

 

 

 

 

縁石がないところは、派手に土をえぐっちゃいます。

 

 

 

 

だから、あまり見栄えはよくないですが、警告ポールを立てている家があるのです。これがある家は無事です!

 

 

壊されていません。

 

 

今日は、タウンの車が5~6台つらなり壊した縁石の修理に回っていました。ものの5分で直していきます(簡易なので又すぐ壊れます)

 

 

写真は本日撮影した物ではありません

 

 

壊しては直し、直しては壊す。

 

エネルギーも税金も派手に使ってくれます........

ニューヨーク郊外で今起きている事でした。

 

 

 

 

 

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テレビジャパン放送終了において一考

今の日本がよく見える

 

 

      

 

北米在住の年配者(?)にとっては寝耳に水だったに違いないニュースが飛び込んできました。

 

テレビジャパン・ホームページ上の告知文全文

文字が小さいので、赤線部の内容を拡大します。

 

............お客様の視聴習慣の変化に伴い、ケーブルテレビや衛星放送を解約する人が北米で急増する一方.............

 

 

ここでは放送終了に対しての意見ではなく、この習慣の変化急増という言葉に注目して最近考えていることを、一個人としてお話しさせてください。

 

  

          



 

 

荘園不動産は、ニューヨーク郊外の不動産売買・賃貸の仲介を主な業務として、おかげさまでまもなく創業30年になります。お客様は、ご駐在の方に限らずローカルの投資家様や長く、本当に長くお付き合いさせて頂いている物件オーナー様の物件のご売却や賃貸のご相談など多岐にわたっております。(コロナ前まではマンハッタンの業務も行っておりました)

 

 

 

近年、お客様の住宅選定においてテレビジャパンの告知と全く同じことを感じております。

 

 

急激なスピードによる変化

 

 

 

 

ニューヨークの郊外の一戸建住宅というと、広い裏庭があり、夏には蛍を眺めながらBBQを楽しむ、四季折々のアメリカならではの環境を楽しめます。

 

 

 

実際の物件ご案内中に撮影した写真・ウエストチェスター内の住宅の裏庭です



郊外らしい賃貸住宅は、広い裏庭がある戸建が主流でした。

多くの家には車が二台ありました。

駅から徒歩圏でなくても、駅の駐車場を借りて座って電車通勤。オフィスに着くまでには新聞にあらかた目を通して。

 

 

と、言うと随分古い人間の発言ですね。でも、本当にちょっと前まではそういう時代だったのです。

 

 

アメリカにいる間こそ、豊かな住環境を楽しみたい.......(ちょっと前)

 

 

今はスマホやタブレットで新聞を読むのが当たり前ですし、駅徒歩圏だったら、車を二台もち、高い保険を払い、駅の駐車場代を払う必要もない。

 

 

そもそも郊外は、都心三区だの五区・六区からいらした方にすれば会社が遠い。

 

 

都心にお住まいの方はお車を持たず、運転もなさらない方が多い。

 

 

そうなると、駅徒歩限定・築浅、買物も徒歩。

コストパフォーマンス・タイムパフォーマンスが最重要。

 

 

    



本当に現代の生活習慣から来るお客様のご要望は急激な変貌を遂げました。

 

 

ウエストチェスター内のとある町だと、「車を持たずに生活が出来る」と郊外生活でもご帰国まで車なしで生活する方も登場。しかもそれが特に珍しくない時代になりました。何しろ今は自家用車を持たずともUBERでどこへも行けますから。

 

 

 

荘園不動産でも30年前からご赴任時の生活インフラのセットアップのお手伝いはサービスでさせて頂いていますが.........

テレビは不要。

どうせ見ません。

ネットで十分見れますから。

 

テレビジャパン様の決断は容易に理解出来ます。

(一方、インフラとしてしっかり根付いていた方にとっては大変な打撃。とだけ、ここでは言わせてください。ここでの話は今後インターネット配信で、ニュースでも、大相撲でも、紅白でも朝ドラでも同じように見ることは出来ますよ。ということではなく、テレビをつけると決まった時間に勝手に番組が放送される状態が終了することの話です。)

 

 

日本の現況や将来について、YouTubeなどでもよく討論される番組があったり、アメリカ不動産関係のチャンネルも、それはそれはたくさんありますが、現場の肌感覚、このヒシヒシ感は地元の不動産屋が一番感じているのではないかと思ってしまいます。

 

 

わたくしどもは、新規ご赴任の方にとって「入口」だからです。

 

 

時代が変わる変化は進化と受け取りましょう。

ネガティブにはとらえないようにしましょう。

 

 

 

郊外には、本当に本当にいい物件がお待ちしています!是非ご一考を!

(ここだけの話、破格です!)

 

 

 

 

 

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家の必須メインテナンス

雨どいのお掃除は大丈夫ですか?

 

 

 

 

 

雨どいにリーフガードなどがついていない場合は、最低でも一年に一回は雨どいのお掃除をしないと落葉や枝などが堆積し、そこに草が生えてしまって、雨どい本来の役割を果たせなくなります。

 

 

 

 

溜まったたい肥に飛んできた種がここぞとばかりに根付き成長してしまいます。

 

 

 

 

水の流れを明らかに防いでいそうな状態も見受けられます。

 

 

 

 

 

雨どいがスムーズに流れていないと、今のように気温があがったり下がったりする時期は、雨どいに詰まった水がIce Damと言ってその後、様々な家に対してのダメージの原因になります。

 

 

 

 

 

詰まった雨どいや竪どいが原因とみられる天井や地下の水の侵入の例

 



 

こうなってしまうと大事です!

 

 

 

芝生が伸びていないか?嵐の後に折れた枝が飛んできていないかなどお庭の状態は、日常目にしますから気が付くのですが、雨どいは意外に盲点となります。

 

 

みなさん忙しいので、上を向いてわざわざ雨どいがどうなっているか?というのは気がつかないことが多いようです。

 

 

繰り返しますが、最低でも一年に一度は雨どいのお掃除(Gutter Cleaning)をお忘れなく!!

 

 

 

ロボットにやってもらう方法もあるようですが、そう簡単には行かない?使っているところの動画もYouTube上に見られますので、ご興味のある方はどうぞ。

 

 

 

*雨どいは高いところにありますので、決してご無理はなさらないでガーデナーやハンディーマンなどにお掃除を依頼してください。ご自身でなさる場合は自己責任でお願いします。

 

 

 

       

 

 

 

 

 

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