ニューヨーク郊外・家のなんでも

ニューヨーク郊外のウエストチェスターNY・グリニッチCT等から家のあれこれや荘園不動産の日常をお届けします。

ニューヨーク郊外の今日

風が冷たい朝に学んだこと

 

 

思いっきり春を知らせようと出てきたクロッカスも縮こまった冷えた朝

 

 

 

 

 

所用があり、午前中ハドソン川ビューの物件見学に行ってきました。

 

 

 

 

 

夕べの強風で川の中までかき混ぜられた(?)ような色のハドソン川

 

 

とてもステキな物件です。何しろ売りに出してから8日間で"Pending"。

(*エスクロー会社は入らないニューヨーク郊外での不動産取引の流れ)

 

 

これは、マーケットに出してから8日後には買手も売手も双方が売買契約書にサインを済ませた状態のことを言います。買手は売買契約書に先にサインをし、この際頭金も入れています。(通常頭金は売手弁護士が預かりEscrowに入れます)

 

 

買手「〇〇〇〇ドルで買いたいです!その他条件は......」

売手「いいでしょう。あなたのオファーを受け入れます!」

この状態をAO=Accepted Offerと言います。

 

 

そして、インスペクションをすぐ済ませ、弁護士を立て、売買契約に一気に進みます。

 

AOになった後、何やらカニやらスムーズに行かず時間がかかる事もあります。そういう事のないよう双方の不動産エージェントがそれぞれのクライアントに流れの説明や事前のDue Diligenceを出来る限り怠りなくする努力をします。

 

 

いづれ、タイトル会社がサーチに入るのでエージェントは特に何もする必要はない。ということではない。と考えています。クロージング直前にビックリすることが発覚し、その解決に時間を取られクロージングが遅れるようなことはないように神経を使うわけです。

 

 

予定されていたクロージングが遅れると、買手が住む場所がなくなってしまったり、売手は固定資産税や保険の負担が増えるだけでなく、様々な支障が出て来てしまいます。

 

 

今日の物件は、車庫がなく、ドライブウェイもなく、ストリートパーキングという条件にもかかわらず、2ミリオン近い値段でリストされていました。

 

 

 

 

それでもあっという間に決まったというのは、上から下までピッカピカにリノベーションされたおしゃれな物件だからでしょう。

 

 

物件オーナー様

家を売るにも、貸すにもそのために「お金」をかけることは必要です。

 

 

お金をかけてもどうしようもない条件も稀にあります。

そのようなケース「条件が悪くても、スムーズに売却できる方法がある」と学んだ朝でした。

 

もちろんこの物件、家中の窓はピカピカに磨き上げられていました!

 

 

 

 

*NYCでは2Mでガレージがない物件なぞいくらでもあります。あくまで郊外の住宅街での話としては珍しい。とご理解ください。

 

 

 

 

 

 

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