ニューヨーク郊外・家のなんでも

ニューヨーク郊外のウエストチェスターNY・グリニッチCT等から家のあれこれや荘園不動産の日常をお届けします。

パーミット issues

オープンパーミット・町の建物検査

 

 

 

 

 

町役場 (所在自治体によってTown HallとかVillage Hall, City Hallなどと呼ばれます)にはビルディングデパートメントと呼ばれるところがあり、その町内の全ての家の記録がファイルされています。

 

 

下記は旧版のプロパティーカードと呼ばれる物からの抜粋です。

その家の屋根の材質、基礎について、外壁、暖冷房システムなどについて記載されています。これ以外の部分には、部屋数・暖炉の数、そもそも表面には家の代々の所有者かも基本記載されているので結構面白いものです。

 

 

最近はデジタル化され、家の外観写真も載っているプロパティーカードにアップデートされた町も多いけれど、入力ミスが散見されます。整合性がない場合もあるので、あまり神経質にはならない方がいいようです。

 

 

いずれ物件売却時・購入時にはタイトルカンパニーの調査が入りますから。

 

 

タイトルカンパニーの調査を待たずに、ビルディングデパートメントに念のため私どもエージェントが確認すると「オープンパーミットがあるぞ」と言われることもあります。

Emailを送ると親切に調べて「オープンパーミットがある・ない」と知らせてくれる町もあります。

 

 

さて、あった場合どうなるか.......そもそもそれ何?それが本日の本題です。

 

 

家の建築時(新築時)は建物全体の検査が入るのですが、多くは中古住宅を売買するマーケットの当地では、築何十年の間にバスルームやキッチンの改築、屋根の張替えなど色々な家のメインテナンスやアップデートをしていることが多いです。

 

 

その度に、「今回のプロジェクトは町(ビルディングデパートメント)の許可が必要だろうか?」と意識してください。多くのコントラクターは町の許可が必要かどうかわかっています。

 

 

ただ、そもそもライセンスのないコントラクターは許可を取る事が出来ません。最初にコントラクターを選定する際、ライセンスがあるのかどうか?これはとても重要ですから、キチンと確認してください。

 

 

壁を取りキッチンをリノベーションしたBefore & After



・許可を取るためにお金がかかる

・町のインスペクターのインスペクションが完成までに度々入るので時間がかかる

・コントラクターも面倒なペーパーワークをしなければならない

 

 



それでも、きちんとしたプロセスを経た許可が取れてないと、いつか売る時に必ず問題になります。

売るなんてず~っと先!

と思っていても、いつかそういう時がきます。

 

許可申請をしたら、忘れず「工事完了のインスペクション」にタウンのインスペクターに来てもらってください。そうすれば、許可がクローズし、「オープンパーミットがある。」と言われることがなくなるのです。

 

 

そもそも、恐ろしいことにご近所が「許可なしで何か工事をしているようだ。」と町に報告することがあります。(本当にあります!

 

 

 

           



町のインスペクションは、家のオーナーにとって安全安心に住める物件かどうかをうるさく検査する作業です。面倒くさくても、時間や費用が掛かってもキチンとしたプロセスを取れば、そのことはビルディングデパートメントにファイルされます。何十年たってもその記録は閲覧出来ますので、物件売却時にもスムーズにプロセスが進みます。

 

 

 

 

 

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