決めたっ!(売買契約)
インスペクションも終わり、ランドン検査の結果も事なきを得、いよいよ家尾買造さんは売買契約書にサインをする段となりました。
初めて家を買う家尾さんにしてみれば、買主側弁護士からひょろっとEmailで送られてきた売買契約書に「サインをしてPDFで送り返して、頭金のチェックは郵送か、急ぎたければ届けてね。」「チェックはパーソナルチェックでOKよ~。」なんて言われてもなんだか心配です。
ほとんどの方は、家を次から次へと売ったり買ったりという訳ではないし、何軒も買った経験があるわけでもないですから、売買契約書にめくら判を押せないのは当然です。
(注:この話はニューヨーク州・コネチカット州についてです。)
1)売買契約書はPDFのサインでOKされる場合がほとんど。つまり、遠隔地にいても契約は可能。
2)売主側と詰めた売買契約内容通りの頭金の、売買契約時に支払う分のパーセンテージを入れる。チェックの郵送でも銀行送金でも可能。
3)売主側弁護士がエスクロー口座を開設し、そこに上記2)の頭金をクロージングまで預かる。
4)売買契約書は、双方のエージェントが作成するMemorandam of Agreement(セールスメモ/単にメモ等)と呼ばれる物で共有された内容に基づいて売主側弁護士が作成し、買主側弁護士がレビューをして注文を付けたり、補足事項を追加したり、双方の弁護士がやり取りをして完成した形が買主に送られてくる(何気なくPDFで届くイメージ)。
5)メモには下のような内容が書かれています。
・売主名・住所
・買主名・住所
・合意された販売購入価格
・購入方法(現金かモーゲージを取るか?)
・コンティンジェンシーについて
①モーゲージが下りなかった場合、売買契約を白紙撤回出来る条項(現金購入の場合は関係なし)
②インスペクションで大きな問題があった場合話を進めない又は売主に修理依頼をする又は修理代をクレジットにする又は購入価格の再交渉.....等について
③銀行の物件の査定が低く、買主の持ち出しが必要になった場合、売買契約を撤回出来る条項 (現金購入の場合は関係なし)
・クロージングの日程(大体いついつ頃という形で示される事も多い)
・本事案に関わった不動産会社名とエージェント名・それぞれのライセンス番号
・その他合意されたリクエストや、インスペクションがすでに終わっていたらその結果で条件となること(上記②)等。
売主マーケット時に人気物件で他の買主と競争になるような場合は、売主はオファーされた価格の高さよりもコンティンジェンシーを付けない買主を選ぶことがあります。確実に購入するからです。
これらの条件が売買契約書には盛り込まれており、買主が安全に購入できるように買主が雇った買主側弁護士が買主のためにレビューをして、買主に「サインをしても大丈夫」と言ってきた売買契約書です。
それでも、何が書いてあるかわからないし.....不動産にまつわることは「だまされる?」イメージで不安に思う方もいらっしゃると思います。
当地の不動産の法律ではエージェントが契約書について法的なアドバイスをすることは禁止されています。答えられる質問についても答えてはいけないことになっています。
ご心配な場合は、ご自分の弁護士のオフィスに出向き(またはZoomなどを依頼し)、内容を解説をしてもらい、ご納得の上サインをなさってください。
いちいち解説するのを面倒臭がる弁護士は推奨出来ません。
荘園不動産では複数の面倒臭がらない弁護士をご紹介し、Dealを進めるうえでとても重要な役割を担う弁護士を、慎重に決めて頂いております。
さぁ、家尾さんもいよいよ売買契約です!
=家を買うことが決まった!ということです。
但し、不動産法上はクロージングまでは売主は他のオファーを受け入れることも可能です。