不動産クイズ - 解答編 - ニューヨーク郊外・家のなんでも

アメリカ不動産クイズ　（ニューヨーク州版）

早速昨日のクイズの解答に行ってみましょう。

Quiz 1:　〇〇の売物件を見に行きました。エージェントがその物件の所有者側とアポイントを取り、内見させてくれました。

A:　このエージェントは不動産のライセンスを持っている。

B:　このエージェントは不動産会社勤務だけれど、この人自身は不動産のライセンスはない。

C:　売物件は必ず不動産ライセンスを持ったエージェントでなければ見せることは出来ないが、賃貸物件を見せてくれるエージェントは特にライセンスは必要ない。

正解はA

物件を案内、ショーイングをする人は必ず不動産ライセンスを持っていなければいけません。エージェントは不動産ライセンスのポケットカードというものを携行していますから、見せてもらうことも出来ます。何しろ人様の家に入り込むわけですからライセンスは必須です。

Quiz 2: 駐在でニューヨークに行きます。ウエストチェスター内のある町に住みたいと思うのですが、「そこの小学校は日本人が既に枠を超えているので入れない。」と聞きました。どうしたらいいでしょうか？

A:　学校に相談してウェイティングさせてもらう。

B:　〇〇国人枠というのはあり得ないので、その話は間違っている。必ず入れる。

C:　あきらめて別の学校区に住むことにする。

正解はB

「日本語を話す子どもが多すぎるので、もう日本人は〇〇学校には入れない。」という根も葉もない噂が数年周期でまことしやかにささやかれますが、〇〇国人は入学させない。ということは重大な差別に該当し当地ではありえません。

Quiz 3:　不動産エージェントはContinuing Education （継続教育）を受けなければならない。

A:　はい。全員3年毎に5時間講習を受ける。

B:　いいえ。特にそのような必要はない。

C:　はい。全員2年毎にライセンスの更新があり、22.5時間のContinuing Educationを受けなければならない。

正解はC

不動産エージェントは常に正しい知識のブラッシュアップをする必要があります。

Quiz 4： 家の購入をする場合、まず準備出来る資金から予算を決めます。モーゲージ（住宅ローン）を取る場合は、予め銀行やモーゲージブローカーと相談して、ご自分がいくらのローンを取れるかを把握しておく必要があります。気に入った物件が見つかった際、すぐ正式なオファーが出来るように金融機関に依頼しておくべき書類の名前は？

A:　Pre-approval letter

B: Pre-qualified letter

C: 特にそのような書類はない

正解はA

家を探し始め、気に入った物件をみつけてからPre-approval letterを準備したのでは今でも間に合わないと考えてください。オファーをする際に同時に提出する必要もあり、物件によっては内覧予約時にPre-approval letterを出すこと要求されます。Pre-approval letterを用意してから、適正な予算を出して家探しをスタートさせましょう。

Quiz 5: 大きな家を買いました。親を呼んで一緒に暮らしたいと考えています。二世帯住宅に改築して、キッチンも二か所に増やしたいと思います。

A:　いい考えですね！家が大きければどこでも可能です。

B: 　Single Family(一世帯） Zoneにある家だったらそれは出来ません。町のウェブサイトかタウンホールに実際に行ってZoningを調べてください。

C:　ライセンスを持った設計士に依頼すれば問題ない。

正解はB

それぞれの「町」にはZoning Lawを担当する部署があります。ウェブサイトにZoning Mapが載っている町もあります。Single Family Zoneにある家にはひと家族しか住めません。Duplexなどの二世帯住宅は、一軒家を二つの世帯で分けていますが、これはSingle Family Zoneでは出来ないことです。（サマーキッチンやインロウというスペースがある場合もありますが、個々の物件で町の判断が異なります。まずはエージェントにご確認下さい。）

以下はハリソンのZoning Mapです。駅周辺（徒歩圏）下の方のZoningを見ると、どうしてハリソンには築浅のDuplexが集中しているのか？という謎が判明しますね。（詳細のご説明は荘園不動産まで）