For Sale By Owner
家を売る場合、不動産エージェントを使わずに物件オーナーが自分で売りに出す方法についてのお話です。
今やインターネットでいくつもポータルサイトがあり、オーナーなら自分で写真を撮ってリスティングを載せる事が出来るし、SNSで売物件の情報を全世界に瞬時に拡散することも可能ですね。
簡単そう~!
売買のプロセスなんてネットでサーチすれば山ほど出て来るし、エージェント代を節約できて、自分で売るに限る。と思って始めた売主の多くが、後からこんなにストレスフルな事だとは思わなかったと言っているようです。
はい。FSBOは余程不動産取引を熟知している売主でないと、大変な苦労物語となります。断言できます!
でも、実のところどうなの?
我が家はFSBOで売り出されていました。
少し、当時を振り返ってみたいと思います。
我が家の売主はそれはツワモノでした。
今の時代、一切インターネットを使わずに小さなアナログサイン二枚だけで売りぬいたのです。
本当に小さな看板が、表通りでもない曲がり曲がった道にちょこんと立っていました。
もう一枚は、家の前。今回のお話の一番上の写真が実物で、サインとしては一番小さなサイズ。
実はこの時、この家に17年間住んでいた売主は既に次の家を購入済みでした。しかもそれもMLSに載っていないFSBOの家。
そして彼らが売りに出していた当該物件を購入した時もFSBO。
不動産屋的に見ると、MLSのヒストリーがない物件って「へぇ~」
アメリカの不動産は中古の家(築年数で言うと明らかに古民家)の売買いを繰り返す為、MLSにまったくヒストリーがない家は珍しいくらい。
一言で、相当な不動産屋嫌い。
不動産エージェントに手数料を払うなんてバカバカしい。
と考えている類。
さて、売主側・買主側どんな顛末が待っていたんでしょう?
つづく
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