頭の片隅に入れておいてください
アメリカの不動産は「お金を借りて」買うことに意味がある(節税効果がある)というものです。
ということは、「お金を借りることが可能」でなければなりません。
コロナ禍中は特に、現在でも時々、物件の内見予約をする段階で、この内見者は「いくらいくらのお金を借りれます」という金額が書かれたPre-Approval Letterを売手側に提示しなければ、家を見せてもらえないことがありました。
銀行やモーゲージブローカーが発行してくれる「*この買手はいくらまでのローンが下ります。」と書かれたLetterですが、これを用意するためには事前に多くの書類を金融機関に送り、Letterを作成してもらいます。
ところがどっこいっ!!
Pre-Approvalが下りていたのに、その後ローンのプロセスに入ってから精査され、実際に必要な金額は「借りれませんでした!」というケースがあります。
この段階になると(NY & CT州の場合)すでに:
・売手側不動産エージェント
・買手側不動産エージェント
・売手側不動産弁護士
・買手側不動産弁護士
・タイトルカンパニー
・インスペクター
・アプレイザー
など、色々な人が関わって来ています。
このような事にならないように、モーゲージを取って家を買おうと思ったら、事前に気をつけたいことを整理しておきましょう。
★車や家具の購入など、ローンで高額な買い物をしない
DTI=Debt-to-income ratio 収入に対しての金融機関の許容負債率の上限を守る
① モーゲージ全支払額+固定資産税+保険+(あれば共益費等)/収入≒ 30%以下
② ①とその他の支出(家賃、車のローン、医療費、クレジットカードの最低支払額などの計)/収入≒ 43%以下
★貯蓄(saving account等)を切り崩さない
資金準備金をギリギリまで使い果たさず、予期せぬ家の修繕や医療費が発生してもびくともしないゆとりを見せれば、住宅所有に必要な経済的安定があることを金融機関に理解してもらえる。
★新たなクレジットを申請しない
クレジットカードや他のローンを申請すると、クレジットスコアに影響するのでモーゲージの申請前・中は控える。
★使っていないクレジットカードのアカウントを閉めない
金融機関はクレジットスコアを見るだけでなく、そのヒストリ―やクレジットの長さも精査するので、使っていないカードの整理はしばらく待つ。
★クレジットカードの支払いはきちんと
当然ながらクレジットカードの支払いは忘れたり、遅れたりしないこと。
★仕事をかえない
貸手の金融機関は、借手が最近仕事をかえた。という事を好まないのでモーゲージを取ろうとする時の転職は極力控える。
以上は、モーゲージを申請する前、また申請中の代表的な注意項目です。
家の購入を検討する場合は、車を買換えたり、転職をしたり、うっかりしないようにお気をつけ下さい。
準備や用意は周到に。生活の基本である「持ち家」も、不動産投資として購入する場合も、資金面での無理は禁物、買手にとってピッタリの物件を見つけましょう。
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