値段の合意後
オファーに合意したら早速インスペクションというのは、普通の段取り。しかも通常売手側は速攻(ほぼ無理レベル)のインスペクションを強要する。
「インスペクションは明日してね」みたいな感じ。
ツワモノ売手妻は「インスペクションって何するの?」
この売手は、すでに引っ越し先の家を自分で(不動産エージェントなしで)購入済み。
今売ろうとしているこの家も自分で購入したので、当然エージェントは使っていない。
そのため、色々な段取りや不動産取引の常識に欠けていることが判明。
それでも、「私の夫のお母さんはロングアイランドで長く不動産弁護士のオフィスのセクレタリーをしているから何でも知っているの。彼女が弁護士の代わりをするわ。」
と、相変わらずの強気。
そもそも、ロングアイランドとウエストチェスターでは、同じニューヨーク郊外でも多少商習慣があることは、こちらも経験済み。
それにセクレタリーと弁護士は別物だと思うけれど.......
インスペクション時に細かい質問をしたとしても......
・屋根は数年前に替えた
・オイルタンクはないわよ
そこで、はたと気が付いた。
相手は、「ウソはつけない正直不動産」のエージェントではない(リアルターは倫理規定上当然ウソはつけないことになっています!!)ただの一般人である。
本当の事言っているのかしら?
見えない部分のより詳細なインスペクションをしようと思えば、ジェネラルなインスペクターではなく、それぞれの専門分野に特化したインスペクターを雇えばいいのですが、どちらにしても築年数が経っている家なので、あちらこちら不具合/故障が出て来ることは当たり前。
だから
あまり神経質になっても、どうせどこか壊れる。位に思っておいた方がいいと腹をくくる、善良な買手に徹することにしました。
つまり、この点は直してほしい、値引きして欲しい云々は何も要求しなかったような....今では特段争わなかったので記憶にないし、お客様のディールだったら全部メモをファイルしていますが、自分のこととなると.....それに、とても勝ち目のない売手だったことは重々承知していたので、早くまとめたい。という気持ちが先行していたように思います。
売買契約成立
・モーゲージはいつものモーゲージブローカー
・不動産弁護士はその当時よくお世話になっていたお母さんのような弁護士
種々ちゃんちゃんと進み
その後は、購入後のリノベーションプランに没頭しました。
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