ニューヨーク郊外のタイトル保険について(戸建てを例に)
やっと、気に入った家が見つかりました。その家は当然の事ながら「土地」の上に建っています。
家は過去、長い年月の間に解体され、建て直されているかもしれません。増築や改装を何度も繰り返されているかもしれません。
でも、その家が建っている「土地」は何百年も前から変わらずそこにあったはずです。
タイトル保険とは、過去に起きた厄介な事案・抵当権・税金の未払い・他に権利を主張する人などの出現・前の売買があいまいにされていたなどなど....
タイトルサーチをしてクリーンになったことを保証してくれる保険です。「家」にかける保険ではなく、「土地」とそこに建っているimprovements (家や車庫や物置小屋等)の所有権を守る保険です。
代々のオーナーの間が途切れていて、曖昧なその間の自称オーナーの子孫が自分の所有権を主張して現れないように。
ニューヨーク州では、Chain of TitleはThe King of Englandまでさかのぼれるそうですが、通常は30-60年さかのぼる程度のようです。
もし、途中でチェーンが切れていた場合は裁判所が入って解決します。
保険料はクロージングの際の One Time Fee(その物件を持っている間ずっと効力を発揮します)
加入は任意ですが、通常モーゲージ/銀行から加入を求められます。彼らも、将来の妙なリスクを守ってもらう必要があるからです。
将来のその物件の売却時もタイトル保険に入っていると安心です。
売却時に新しい購入者がするタイトルサーチが問題ないはずだからです。