気をつけよう・考えよう
今日は大好きな仲間とのお仕事で朝から張り切るKooly。
但し現場はそんな楽しいものではない。
当たり前に流しているキッチンやバスルームや洗濯機の排水が詰まってしまう、はたまた逆流してしまうとどうなるか?という現場に今日は緊急出動。
ニューヨーク郊外の戸建ては築70年~100年なんてざら(普通)。日本だったら古民家と言われてしまいそうですが、そうなると、おやおや当地ではほとんどが古民家をリノベーションした物件ばかり。
水回りのリノベーションの際に、排水管を新しく取り替えることはもちろんあります。改装して売りに出す時など、大きなセールスポイントになります。でもコストがかかることなので、大丈夫そうだとしないこともあります。必要部分だけ手を入れることもあります。
ということで、排水のバックアップは貸家でも自己居住用の家でも「あるある」嫌~なトラブルの常連中の常連。
洗剤が詰まったらしいけれど、この家の人は液体の洗剤を少量使っているだけだと。
取りあえず、手近な詰まったパイプを交換して、排水構造を考えて水を流してもらうしかない。
アメリカにいらしたばかりの方にとって、ご家族みんなが連続してシャワーをしたら、途中でお湯が出なくなる。という経験はよくありますね。そんな時、ホットウォータータンクの図解を送って、このタンクの容量以上のお湯は一度には出ません。と説明させて頂いています。少し待って、入って来た水が沸けばまたお湯が出ます。
(現在はエンドレスホットウォーターともいわれる日本式給湯器を備えた物件もありますが、まだまだタンク式が主流)
慣れてくると、シャワーと食器洗い機や洗濯機を同時に使ったり、大量のシャワーのお湯の消費は次に入る人が困るな....と考えながら使って頂けます。
それと同じ!
古い排管を使っている家は、同時にあちこちから排水を流さないよう考える必要があるかもしれません。
そして何より
*食べ物のゴミなど流さないこと!
*油も流さないこと!
*「水に溶ける」と言われている「お掃除シート」や「洗剤シート」は絶対流さないこと!
*お手洗いでは、ギリギリがまん出来る程度の紙を使い、良質なトイレットペーパーはさけること!
そして、特に木の多い場所にある家では、パイプ内への根っこの侵入事案は多く、深刻と言われています。
排管のメインテナンスも必要です。
古い家とも上手に付き合って楽しい我が家にしてください。