Multiple Listing Service
全米には900以上のMLSがあるそうですが、もちろん「州」によって不動産ライセンスは違い、同じ州内でも「エリア」によってMLSも規則も異なります。このMLSというものはどういうものでしょう？
荘園不動産の業務範囲はウエストチェスターNYとフェアフィールドCTですので、その範囲に限ったお話しをさせて頂きます。
荘園不動産が加盟しているMLSのOne Key=ニューヨーク州・GAR=グリニッチコネチカット州・Smart＝グリニッチを含む広範囲なコネチカット州
MLSはMultiple Listing Serviceの略で、不動産エージェント、ブローカーが物件情報を公開し、販売報酬をシェアするためのネットワークです。つまり、ライセンスを持った不動産業者のみがアクセス出来るサイトです。（荘園不動産社長が不動産業を始めたころは、インターネットのサイトではなく、毎朝、地域の不動産協会に紙に印刷されたリスティングを取りに行ったそうです）
当然一般の方が御覧になれる（MLSから情報をひっぱっている）Zillow, Redfinなどでは入手できない詳細な情報がMLSには載っています。
Zillow, Redfinなどは間違った情報が出ることが多いので（弊社でもよく訂正のクレームを入れます）正しい情報は、エージェントを通じてMLSから仕入れてください。
まずは、上図ダッシュボードから。中央のMarket Watchで、物件タイプを戸建・コンドミニアム・賃貸などサーチするものを絞って、直近7 daysや過去24時間などにアップデートのあった情報に絞ります。
絞られた物件リストが出てきます。
Listing #をクリックすると物件の詳細情報に連れて行ってくれます。
そして出て来る個々の物件情報（以下サンプル）
現在Activeの荘園の賃貸物件です。
実は、この下にも詳細情報が書いてあります。
不動産エージェントにとってMLSはクリック一つで物件のヒストリーや物件所有者情報、タウンレコードなどを瞬時に入手できる情報の宝の山なのです。フルタイムで不動産エージェントをしている人間は毎日何度ものぞくサイトです。
コネチカット州のGreenwich MLSは範囲はTown of Greenwichとその周辺の町のMLSで狭いですが、Smart MLSやOne Key MLSはとても広いエリアをカバーしています。
下の地図はOne Key MLSがカバーしているカウンティ―（郡）です。
いくらリスティング情報を入手できるといっても、残念ながらこんな広い範囲の土地勘も学校情報も、地元のエージェントにはかないません。
荘園不動産には
Accredited Buyer Representative (ABR)
と
Seller Representative Specialist (SRS)
という全米不動産協会のDesignationを持ったエージェントがおります。
この全米ネットワークでは、遠方の物件を売却または購入したいクライアントをもつエージェントから、同じDesignationを持った遠方のエージェントに紹介をするシステムがあり、毎朝Emailでその情報が届きます。
ですからこのシステムを使えば、他のエリアで対応が出来ない場合でも安心して任せられるDesignationを持ったその地域の地元のエージェントをご紹介することが可能というわけです。
なんなりとご相談承ります。
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