家の購入を考える時どこからスタートするか?
先日、犬を飼いたいということでペット可の貸家に転居した床仁瀬戸留(どこにせとる)さんはお引越し先がすっかり気に入り、現在縁あるわんちゃんを探し中。
床仁さんは「少しでもお役に立てれば」「一頭でもレスキュ―したい」とのお考え。
アダプションするためのボランティアさんと連絡を取って、わんちゃんに会いに行けるタイミング・お子さんたちとの相性などご家族と色々検討中だそうです。
荘子は床仁さんからそんな近況を聞きつつ、ニューヨークの郊外で家の購入をしたいというご友人の紹介を受けました。
さて、新たなる主人公は 家尾買造(いえおかうぞう)さん。
思い切り気合が入った方のようです。
荘子 :「家尾さんはじめまして。荘園不動産の荘子ともうします。」「家尾さんはアメリカで不動産を購入されるのは初めてでいらっしゃいますか?」
家尾さん :「そうなんです。さっぱりわからなくて。」「インターネットでは物件を色々見ているんですけれど、何をどこから始めたらいいのか.......?」
荘子 :「エリアとご予算はお決まりでしょうか?」「お現金での購入をお考えでしょうか?」「またはローンを組まれれることを考えていらっしゃいますか?」
家尾さん :「エリアは何んとなく。」「もちろんローンを組みますよ!」
荘子 :「それではまず、どの位の物件を購入されるのが適当か、ご予算を確定しましょう。」「はじめの一歩はそこからです。」
家尾さん :「どうしたらいいんですか?」
荘子 :「あまり楽しい作業ではないですが、書類をたくさんそろえて頂く必要があります。」「それをモーゲージブローカーや銀行の担当者にご提出頂くと数字が出てきますので、まずは書類を準備してください。」
最低限必要になる書類とは
・過去二年分のTax Return (個人分+ビジネスをお持ちの場合はその分も)
・W-2(お持ちの方)
・直近の保有する全ての銀行のStatement全部のページ (個人分+ビジネスをお持ちの場合はその分も)
・運転免許証やパスポートなどのPhoto ID
・担当者がクレジットチェックをするのでそのフォームにサイン。(多少の費用もかかります)
*現金購入の場合はPOF (Proof of Funds)をご用意いただきます。
家尾さん :「わぁ~面倒臭いなぁ。そんなの提出しなきゃいけないんですか?」
荘子 :「これらの書類からモーゲージの担当者がPre-Approval Letterというものを作成してくれます。この方はいくらのローンを取れるので、どの位の物件まで買えます。という目安となるレターです。(確約ではありません)」
荘子 :「現在はほとんどなくなりましたが、コロナ禍で不動産物件の内覧にも規制があった頃は、内覧予約を入れる際にそのレターを出さないと見せてくれない物件も多かったです。コロナ禍なんだから野次馬に来てもらっては困る。本当に真剣に予算のある人だけにしか見せない。という売主側の要求です。」
荘子 :「現在でも気に入った物件が見つかって、オファーを入れる時には、ほとんどの物件でPre-Approval Letterの提出が求められます。」「その段階になってこのレターを用意していたのでは出遅れて、気に入ったものを手に入れることは難しいですよ。」
家尾さん :「わっかりましたっ!」「がんばって揃えて荘子さんから紹介してもらったモーゲージブローカーに送ります。」
荘子 :「他の銀行に問い合わせる場合も必要書類は基本上記のものですから、家尾さんのコンピューターにまとめておくと、次は簡単ですね。」
「場合によっては、追加書類の提出を求められることもあることは覚えておいてくださいね。あくまでその時のいいレートを出してもらう為と思って頑張ってください。」
家尾さん :「了解です!」「楽しくなってきたなぁ~」
さて、家尾さんはどんなお住まいを見つけるでしょうか?
つづく