ニューヨーク郊外・家のなんでも

ニューヨーク郊外のウエストチェスターNY・グリニッチCT等から家のあれこれや荘園不動産の日常をお届けします。

ニューヨーク郊外・とあるオープンハウス

オープンハウス考

 

 

 

 

 

昨日の日曜日は下見として、そして前から興味のあった家が売りに出ていたため、数軒のオープンハウスに行ってきました。

その様子は悲喜こもごも......

 

 

 

ガラガラの家 

  まだ築19年という当地では極めて「若い」のに建築された当時のまま。これだとやっぱり「ちょっと古い感」が否めなく、残念な感じ。ちょっと手を入れ今風にしたら全然違うのにもったいないのでは?.....。家を売るにも貸すにもお金はかかるものです。

 

 

普通の混雑度の家

  築69年。バスルームは古いけれど、キッチンはちょっと前に改装済OK。あとほんのちょっと手を入れるといいのでは?ただ圧倒的大人気の学校区の為、来訪者は途切れない。

 

 

古いけれど頑張ってシャキッと片付けた家

  築95年。一つのバスルームは最新トレンドのカッコいい仕上げ。同じく圧倒的人気の学校区ではあり、広いので値段もミリオン越え。そこそこの来訪者数。賃貸でも売買でも「シャキッと」していることは重要だと思います。

 

 

そしてあり得ない程の大混雑の家

 (イメージ写真-実際はこれより混雑していました)

オープンハウス開始30分後位に行ったのですが、リスティングエージェントが用意した200部のリスティング(物件情報説明書)がもうないとのこと。家の外も中も立錐の余地もない。クローゼットを開けてみるとそこにも人が入っている(!)訳の分からない大混雑。

 

 

(家に入れる人数を制限していないためですね。)

全部で1,000人位来たのかしら?という勢い!

(Highest & Best Bidは明日正午締め切りとのこと→やっぱり)

 

 

元々この家の前は時々車で通っていて「いいうちだなぁ~」と思っていたため行ってみたオープンハウスですが、やはりみな考えることは同じでした。

 

 

カーブアピール(*Curb Appeal)のとてもいい家なんです!

*道からみて外観の見栄えがよい家(植栽の具合や、屋外照明の具合なども含む)

 

 

決して人気の学校区ではないのに、実は関係ない。Mortgage Interest Rateがどうの。関係ない。

 

ちゃちではない改装がほどこされて、そんな家が人を引き付けるのだなぁと実感。

 

 

家の見学が大好きな我がわんこもさすがに中に入るわけにはいきません。

 

 

中に入りたい!

 

外でわんこと来訪者の観察をしていると実に面白い。

 

 

観察の分析結果は「勝手になるほど」なのですが..........

ではどう?

ということは私見であるだけでなく、残念ながら不動産法上グレーな為ここでの発言は控えます。

 

 

 

一つだけ、ずっと記憶に残りそうな小さいけれど大きなこと。

 

 

 

その大混雑・大人気の物件に何故か(ドライフラワーではなく)枯れた花が花瓶にさしてあり、「忙しかったのかなぁ」と思うけれど、「あれは片付けてほしかったなぁ。」と大混雑を後にしました。

 

 

 

 

お家を売りに出す方、貸しに出す方、お気をつけください。