ニューヨーク郊外賃貸の「おさらい」
新年度末/新年度初めを迎え、ご駐在の方がお帰りになったり新規ご駐在になられたり、ニューヨーク郊外も賃貸マーケットはとても活発です。
それぞれのご予算の範囲でみなさん物件探しをされますが、条件はほぼ同じ。
優良学校区・駅歩・築浅......
ところが企業のご駐在の方には、本来第一条件であるはずの「中途解約が可能な物件」という条件抜けています。
どの物件でも、どのオーナーでも「中途解約条項」に理解がある訳ではありません。当然ついてくる条項ではありません。
中途解約に関しては以下をご一読ください。
中途解約条項は当地では「特記」事項ですから賃貸物件を探されるときは、この点がとても重要になります。
オーナーがこの条項を入れることに合意しても、オーナー側からも中途解約したい。(そうでないと不公平)と言ってくるケースもあります。どこのどんな人に貸すかわからない訳ですから理解出来なくはないですが、企業でのご赴任の場合、これは✖ですね。
一つの町で、この条件を理解してくれるオーナーの物件が100も200もある訳ではありません。つまり、今あるものの中で即断即決するしかありません。
さて、めでたく物件をお決めになってお住まいを始めて.....
★個人オーナーがメインの郊外の賃貸物件です。オーナーのその物件に対しての愛着は日本のそれとは随分違います。オーナーのとても大切な財産です。
★もし、不具合があったらすぐ連絡してください。
★そうは言っても、「特別生活に困らないから」と言って放置しないでください。問題が思いもかけず大きくなって弁償が必要になるかもしれません。
★毎日忙しく出たり入ったりしているので、修理に家に来られても困る。というのはオーナーも困るのです。
★一方、洗濯機・乾燥機が壊れたり、冷蔵庫や食器洗い機が壊れたのですぐ修理に来てほしい。と金曜日の夕方知らされてもオーナーは対応出来ません。聞くと、「一週間前から壊れていた」と言うことも多く、それだったら修理は週明けまで待ってください。
★修理をする人のスケジュールは細かく指定は出来ません。前の修理に時間がかかって数時間遅れて来ることも多々あります。これはオーナーでもエージェントでももしかしたら大統領でも彼らに合わせるしかない事象と心得てください。
★修理に来る人・物件オーナー・テナントで、誰が偉くて、誰がServant的上下関係はありません。「夕飯を食べようとしたら食卓の電球が切れたので、すぐ電球の交換に来い」という要求をなさった方がいらっしゃいましたが、オーナーは大人対応で事なきを。
*個人オーナーの物件では電球などの消耗品はトイレットペーパーと同じでご自身で替えてください。どうしても替えられない高所等は、ご相談ください。
オーナーの大切な物件を「人様の物を借りている」という意識をもってご自身のお住まい以上に大切に使っていただければ、きっとストレスの多いニューヨーク生活が楽しいものになることでしょう。
荘園不動産では、みなさまの貴重なご駐在期間がかけがえのない思い出の時間にして頂きたいと心から願っています。
*この春の物件は少なくなってきましたが、夏の優良物件はいくつもご用意できます。一学期を終えてからご家族がいらっしゃる方、4月に入ったらご紹介できます!
「いくつも」と言っても、即断即決は変わりません。