物件の管理には色々な種類があるらしい
物件の管理の仕事とはテナント募集から入居・退居対応、退居後次の賃貸の準備、また多岐にわたる日常のトラブルシューティング対応。家賃の不払いによる裁判所マターから、時には警察とのやり取りまで。
その賃貸物件がどういう形で管理されているのか?というところが住み心地に影響が出る場合があるので、押さえてみましょう。
1. 賃貸専門会社のアパート
このタイプは主に規模の大きなビルディングになるので、ニューヨーク郊外の場合はホワイトプレンズ、ニューロッシェル、スタンフォードに多いタイプです。一般の住宅地エリアには、駅周辺にいくつかありますが数は少ないです。
全てのユニットが賃貸用のアパートは、均一な管理がされています。居住中の不具合対応にしても速やかで、ただ退居時を含め、ポリシーはまげない。アパート会社が決めたポリシーに従うしかない。その辺り、個人オーナー物件との明白な違いを理解してお住まいになる必要があります。
2. 個人オーナーが自己管理している物件
ニューヨーク郊外の全賃貸物件でいうと、割合としてはこのタイプが一番多いと思います。物件は戸建てに限らず、コンドミニアム(区分マンション)やDuplexなど色々な形態があります。
これは、オーナーの良しあしが最も影響するタイプ。
オーナー自身がコントラクターやハンディーマンで、不具合時にはすぐ駆け付けられる安心のお勧め物件あり。
とてもいいオーナーで代々のテナントと良好な関係を保っていたところ、代替わりしてオーナーの子どもの代になったら様子が変わった物件。
オーナーは海外在住で、物件の近くには誰も管理をする人がいない。それが海外からの遠距離操縦を見事にこなすオーナーもいるし、まったく知らぬ存ぜぬ。家賃は払ってね。というタイプもいるのです。
実にあれこれ、千差万別。
その物件が、どういうオーナーの物件で「そこに住んだら〇〇ですよ」という指南が出来るかどうかは、ベテラン不動産屋の頭の中のデーターベースにしかありません。
はい。不動産業は他でもない情報業なのですから。
3. 不動産屋の自社管理物件
物件オーナーと管理をする(不動産)会社が管理契約を結んで、その物件を管理しているタイプ。オーナーから、なにがしかの管理料を頂いて物件管理をします。
物件の状態が良好で正しく大切に保たれるための仕事をしているので、そこはテナントも管理者も両者で上手くやって物件を維持したいものです。
そこでよくある物件お探し中のお客様からの質問で。
「これは管理物件ですか?」
荘園不動産のホームぺージに載っている物件は、全て長年の付き合いのあるオーナーの物件や、オーナー同志の紹介で入手したもの、そしてもちろん管理物件と様々なルートで仕入れたものです。
つまり、オーナーを直接知っていて、直接やり取りが可能な物件ということになります。
右上の
からは、MLS(マルチプルリスティングサービス)という各社共通のネットワーク情報がリアルタイムで入手頂けます。
MLSの賃貸物件の場合は、オーナー側にエージェントがいるためその人を差し置いては(オーナーを知っているからと言って)リアルターの倫理規定違反です。でもオーナー側のエージェントに「その賃貸の管理は誰がやっているの?」と言うこと位は確認することが出来ますので、契約を結ぶ前にチェックしておきたい点ですね。
よい物件といいご縁がありますように。
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